Prototyping Lab 第二版の作品紹介にIRKitを取り上げていただきました!
IRKitをなぜ作ろうと思ったのかから、IRKitができあがっていくまでの軌跡がまとまっています。
Orphe, Mesh, HACKberry, ベゼリーなどの作品紹介も楽しい。
Orpheの、LEDストリップをサイドから底面向きに変更するエピソードは、一気に問題がいくつも解決するアイディアでありながら新たな問題が複数発生したんだろうなと想像できて熱くなる。 こういった、ハードウェア製品を作る際に立ちはだかった問題とこうやって解決した、っていうストーリーをもっと読みたいんだけれど、良い方法は無いものか。
本はその後、入力(センサ)、出力、データ処理、、とArduinoのコードを交えてプロトタイプの作り方を紹介していくが、コードを読み書きせずに各レシピの概要を読むだけでも価値がある気がする。 ハードウェアを作るようになって実現できることの可能性が無限大とは思うものの、発想するアイディアの範囲は知識に限定されるので、知識をどう広げていくかが重要。
それに、以下のように、
- センサの原理からくる得意/不得意な環境
- センサのキャリブレーション
- ノイズを含む入力にかけるフィルタ
- ヒステリシス
- 状態遷移
(いちいち説明するのがめんどくさい)エンジニアリングの基礎的な知識がまとまっていて、 エンジニアと会話できない非エンジニアにそっと渡したい、共通語彙集としても良い一冊かも。