IRKitというリモコンをつくっています。
先週は工場でプログラム書き込み、電気検査を行う時に、 実装(=ハンダ付け)済の基板を置くための治具をつくりました。
かっこいいですね。
IRKitは Arduino派生 で、
ATmega32U4マイコンへのプログラムの書き込みにはよくArduino ICSPヘッダと言われる6本のピンを使います。
また、Wifiモジュールへのプログラム書き込みには別の8本のピンを使います。
工場では、これらのピンを通して基板にプログラムを書き込みます。
基板にはピンヘッダもソケットも実装せず、ユーザーが実装できるようにスルーホールだけ空いている。
そんなスルーホールに対して電気的な接触を一時的にするための部品として、
switch-scienceさんで販売しているコンスルー と、sparkfunさんで販売しているPogo Pin というのがあります。
Pogo Pinはこちらから買うと安いとのこと
P75-E2 Dia 1.02mm 100g Spring Test Probe Pogo Pin 100PCS/lot (thanks, tonu)
それぞれ自分のところで製造している基板の書き込みに使われている様子。
Testbed + Pogopins = Pogobed (sparkfun)
良記事。
両方試して知人も使用経験のある後者を使おうと思っています。
どちらでもよさそうな。
こんな部品の存在も自分がこれを使うことになることも半年前には想像もしていなかった!
IRKitの基板を上にのっけて、板で上から押さえつけるようにすると、ICSPの6本とWiFi用の8本が接触する。
そしてavrdudeやらを呼び出す batファイル を書けば、1ダブルクリックで基板に息が吹き込まれる。
2013年内に batファイル の書き方をこんなにぐぐることになるとも想像していなかった。
ケースは、fablabkamakuraで、4mmの合板をレーザーカッターで切り出してつくりました。
Rhinoでモデリングし、イラレで合板を効率よく使うように配置した後、WindowsPCから 印刷 を行うと、レーザーカッターが合板を切り抜いてくれます。
印刷 コマンドとはね。
レーザーカッターは3Dプリンタに加えて、なんでもつくれる全能感を与えてくれる工作機械。
ぜひお試しいただくとよいかと思います。
思いついたものをすぐ作れるfablab最高。