最近、情報収集のソースを少しずつ海外へシフトしている。。
“web2.0″がはやっていますね。
その定義は、その発明者の一人Tim O’Reillyが
What Is Web 2.0に書いていたり、
いろんな人が自分なりの解釈をしたりしています。
梅田望夫 善・清・可能性を信じる「Web 2.0」の考え方
私の理解では、web2.0のポイントは
content generating : web coders → everyone
です。
さて、Tim O’Reillyのweb3.0に対する言及です。
Instrumenting the World #1 (Cell Tower Rainfall Detection)
Recently, whenever people ask me “What’s Web 3.0?” I’ve been saying that it’s when we apply all the principles we’re learning about aggregating human-generated data and turning it into collective intelligence, and apply that to sensor-generated (machine-generated) data.
最初の方はweb2.5くらいな気がしますね、
すとんと理解できるのは、web3.0とは、
and apply that to sensor-generated (machine-generated) data.
です。
content generating : web coders → everyone → everything
例として、携帯電話のインフラ用のアンテナから得られる天気情報(雨だと電波が伝わりにくくなるからインフラ側が電波強度をあげる、その上げ方から副作用的に降水量がわかる)
があげられていますが、いまいちな例な気がします。
日本人ならピンと来るのが、
プローブ・カーを使った渋滞情報サービス。
組み込み系の強い日本がweb3.0では先行するのかもしれませんね。
気になるのは、どんなmotivationが、machine-generated dataをweb上にのせるのか。
web2.0=人間が情報を生産するフェーズまでは、
表現したい、分類して理解したい、といった人間の欲求からそれが行われている気がしますが、機械にはそういうのないですからねー。
プローブカーみたく、機能的(かもしくは経済的)なmotivationが必要ですが、
いまいちそういった機会が多い気がしません。
ホンダのプローブカーも、機能的というよりはブランド価値的に有益な気がするし。
そういう意味では、web3.0は逆に大企業発の動きなのかもしれません。
もう少し想像力の翼を広げる時間が必要です。